演劇集団 円
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光射ス森 〈2020年12/19~27公演に振替いたしました〉
作・演出=内藤裕子
シアターX(カイ)  5/22[金]→31日[日]公演延期
出演=野村昇史 佐々木敏 岡本瑞恵 世古陽丸 石井英明 高橋理恵子      吉田久美 清田智彦 戎哲史 木原ゆい 清水一雅子

「林業」は過酷である。そして100年と言う単位で語られる。親が植え、子が育て、孫の代でようやく伐採が出来る。山林の所有者とその家族が背負ってきた森の管理。今多くの森が放置され、荒廃にさらされている。それにあらがう人々。街を捨て、森に居場所を見出した家具職人。彼女と、出会い、衝突する古くからの住人達。そして、林業に見切りをつけ故郷を捨てた若者たち。日々の生活を守り、100年後を見つめ、豊かな森を守る。そのはざまで、苦しみ、喜びを見出す人々―――

「米農家」「藍染め職人」とひたむきに生活する家族を描いてきた座付き作家
内藤裕子の最新作です。

ジュリアス・シーザー 2020年度公演中止
作=ウィリアム・シェイクスピア 
翻訳=安西徹雄 
演出=中屋敷法仁(柿食う客)
吉祥寺シアター 9/11[金]→22[火・祝]
  出演=福井裕子 磯西真喜 上杉陽一 石井英明 瑞木健太郎 岩崎正寛 石原由宇 清田智彦 相馬一貴 杉浦慶子 石黒光 平野潤也 
大橋繭子 新上貴美 

多様な価値観と異なる正義がせめぎあう現代。ジュリアス・シーザーは歴史劇を基盤にした、「時代との対話劇」である。観客に今一度、時代と向き合うエネルギーを与え、演劇の豊かな可能性を示し、過ぎ去った時代の「古典」ではなく、現代の「最新作」としてジュリアス・シーザーを上演したいと演出家中屋敷法仁氏は語ります。演劇としての翻訳、俳優と観客との対話を可能にする安西徹雄訳を活かした演劇集団円×中屋敷法仁によるシェイクスピア新世代の新たな挑戦です。

   
岸田今日子記念 円・こどもステージ№39  2020年度公演中止
自転車ブタがやってきて・・・ 
作=佐野洋子 演出=小森美巳  
シアターX(カイ) 12/19[土]→27[日]
出演=吉見一豊 高橋理恵子 石原由宇  ほか

自転車にのった大きなブタが拾ってきた捨て猫と静かに暮らすおばあさん。突然やってきた天才猫にかき回される毎日の中で、自分でも思ってみなかった願望で若い娘に変身したおばあさんは何が大切かを思い出す…。
「100万回生きたねこ」の作者佐野洋子さんが、はじめて書き下ろした舞台劇、あの伝説のこどもステージが、装いも新たに登場します。絵本作家として透徹した眼差しでこども達、おとな達に人生は何かをまっすぐにぶつけた佐野さん。人間の不満や欲望なんて大した問題ではない、調和のとれた「愛」ある日常こそ得がたいものであるとこの作品では、豊かに書かれています。佐野さんが亡くなられて十年、待望の再演です。

   
 

演劇集団円が、本公演と一線を画して試みている、新たな活動です。
所属俳優・演出家たちによる柔軟な企画【横軸】と、バックアップとなる
演劇集団円【縦軸】が交わり、あらたな「+1」を創造・発信しています。

4月公演「三人姉妹」 公演延期〈上演時期未定〉
作:A・チェーホフ演出:宮田清香 4月8日[水]~12[日] 東演パラータ


9月公演「初萩ノ花」 公演実施
作・演出:内藤裕子 9月9日[水]~20日[日] 横浜・相模原・東京公演